フトアゴ自作ケージ作製 その4 ~完成編~

フトアゴ自作ケージ作業工程

①設計図編

②材料編

③組み立て編

ついに完成しました。

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当然、前回の組み立て編からパパッと完成に至ったわけではありませんので、完成品から遡って細かいところを見ていきたいと思います。

それでは、前面オープン!ジャーン!!

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外から見るとあまり金具が見えませんが、内側はかなり酷いです。痛々しいです。
ご覧の通り、前面窓のフレームは、ビス打ちだけでは歪む感じがしたので、L字金具で固定しました。側面と底面の接合も金具で補強しています。

そして、頭を悩ませたのがこれ。前面下扉の蝶番。

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やりたかったことは、次の2点。

上の写真のように、下扉と底面が
①閉まった状態で隙間ができない(赤矢印部分)
②開いた状態で下扉と底面との段差ができない

解決方法は、右側の写真のように、木を削って、蝶番を埋め込むことです。※このとき、軸の部分もしっかり埋め込むこと
私は、OSB合板をうまく削ることができないと思って妥協したので、少し段差が残ってしまいました。
結構汚くなってしまいましたし、苦労の跡が残っています。何を使って削ってよいかわからず、行きついた先は、中学生以来触ったことのなかった彫刻刀でした。

 

続いて、最も苦労させられたのが前面窓のフレーム(上扉)側の蝶番の問題です。

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上の写真は、完成したものです。

今回も、やりたかったことは2つあり、
①上扉を閉めたとき、隙間ができないこと
②上扉を開けたとき、天井側のフレームの上に乗ること(250°くらい可動域がある)

想像していただけると分かると思いますが、先ほど紹介しような一般的な蝶番では、180°以上の可動域を持たせることができないのです。
そこで今回、使用した蝶番は、「アングル蝶番」というものです。

さて、このアングル蝶番の取り付け方法ですが、下の写真のような溝が必要ですので、先ほどのように彫刻刀で彫るわけにはいきません。

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そこで、「座ぐりドリル」↓を使います。せっかく電動ドリルを買ったんです。ここでも活躍してもらいます。

取り付けるとこんな感じになります。これは、前面窓のフレーム(上扉)部分です。

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その他、ガラス板には、飛散防止シートを張りました。上扉へのアルミレールの取り付けには、エポキシ系の接着剤とビスを併用しました。
細かな作業は、色々と続きましたが、無事、ケージ本体が完成しました。

新居の居心地はいかがでしょうか。

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おまけ

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