フトアゴヒゲトカゲ 飼育環境・使用アイテムの紹介

フトアゴヒゲトカゲのケージ
現在の飼育環境と使用中の飼育アイテムを紹介します。

ケージは、自作の木製ケージを使用しています。
寸法は、およそ900mm×450mm×450mmです。
作り方はこちら

フトアゴケージフトアゴケージ (1)

そこに
①バスキングライト
②蛍光灯&UV灯
③暖突
を取り付けています。

保温器具のレイアウトと出力については、暖突のみの場合、パネルヒーターとの併用、バスキングライトとの併用、エアコンなどケージ外で温度調整を行っている等、様々なパターンがあり適正サイズや出力を一概におすすめすることができません。もちろん季節によって使用状況が変わります。一例として我が家での保温器具の使用状況を説明します。

大前提として、我が家では、夏季(7月~9月)の間、26℃~27℃設定でエアコンを常時運転しています。
暑さにそれほど強くないヤモリ達が同じ部屋にいますので。

①バスキングライト(50W) :タイマーにて日中のみON
主にあたため用、光も出ていますが暗いので②のライトも併用
バスキングライト直下(ホットスポット)の雰囲気温度は夏36℃、冬33℃くらいまで上がります。ライトは、レフランプタイプなので集光性があり、集光部の中央にレンガを設置しています。このため夏にはレンガ自体がけっこう暖かくなります。

②蛍光灯&UV灯 :タイマーにて日中のみON
主にあたため+明るさ用、UV灯は紫外線照射用
・アクアリウム用の照明器具を使用
・一般蛍光灯(900mm、32W)
・UV灯(900mm、32W)⇒紫外線照射
①のみではケージ内が暗いので②も併用しています。そして、これ位になると蛍光灯も十分熱源になります。真夏の日中、エアコン無しでバスキングライトと併用すると、高温になりすぎるでしょう。
紫外線に関しては、UV灯のほかに(暖かい季節のみですが)週に3,4日ほど、~30分くらい日光浴をしています。

③暖突ロング(400mm×140mm、32W) :サーモスタット接続(夏は電源OFF、冬は26℃設定)
暖突は保温用のパネルヒーターです。
暖突の仕組みと効果的な取り付け方について
暖突はケージ底面の1/7程度の面積を占めることになります。
暖突設置の目的は、冬季の「日中:補助」と「夜間:メイン」の2つとなります。日中の補助については、暖突のみサーモスタッドでON、OFF制御をして、ケージ内の一番温度が低い箇所が26℃になった時点でOFFになるようにしています。

バスキングライト、蛍光灯等の他の保温器具をサーモスタットで制御することは寿命を著しく低下させますので、現在の構成で温度制御が可能な器具は、暖突しかありません。

もちろん異常時の過加熱対策としてバスキングライトにサーモスタットを接続しておくことは問題ないと思います。

ちなみに、爬虫類用のサーモスタットは非常に高価です。アクアリウム用は、爬虫類用と比較すると低温までしか対応していませんが、そのなかでも比較的高温まで制御できるものがありますので、私はそれを使用しています。アクアリウム用のサーモスタットについては、他の用途での使用を禁止しているものがほとんどだと思います。ご自身の知識と責任で正しくお使いください。

 

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