【爬虫類の撮影】一眼レフで背景をぼかすためのレンズの選び方①

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背景をぼかして、プロっぽい写真を撮ろう

爬虫類はカラフルで、その鱗にはトゲがあったり艶やかな光沢があったりと普通の生活では、まず目にすることがない独特な作りをしています。
そして私たちは、そんな姿を美しいと感じてしまいます。
(冨水さんが良く言う「爬虫類はペット(愛玩動物)ではなく骨董品?美術品?のような対象」(うろ覚え)という表現が理解できます。・・・だからこそ、これもよく言う「仕上げよう」と思うですが本来の美しい姿に育てることは難しい。。話がそれました。)
 
目の前にこんな素晴らしい被写体(ふぉとじぇにっく)がいるのですから、プロっぽい写真を撮りたいですよね。
プロっぽい写真といえば、ボケ味です。猫も杓子もiPhonもボケが命という具合に流行っています。
 
あと、我が家には神経質なトカゲが多いです。少し離れたところから撮りたいという希望もあります。
(私の好みである樹上性トカゲは、特にベビーからヤングあたりまでは警戒心が非常に強い印象があります。)
 
 

レンズを選ぼう

 我が家にはNEX-3Nがありますので、このカメラを前提にレンズを選びます。
焦点距離や開放値の考え方は、カメラの種類に関わらず共通です。
前置きが長くなりましたが、遠くから、被写界深度が浅い写真(動画)を撮ることが希望ですので、以下のようなレンズを選ぶことになります。
・焦点距離は長く (短い=広角レンズ、長い=望遠レンズ)
・開放値は小さく (小さい=被写界深度が浅い=ピントが合う距離が狭い=ボケる)
ちなみに、このようなレンズは、一般的に高価です。
 

 ・実際に使いやすい(良く使う)焦点距離は?

また、家の中での撮影を主とすると、焦点距離が長すぎる(超望遠レンズである)ことも問題です。
我が家は狭いので、物や壁が邪魔で、場合によっては後ろに下がれませんから。
幸にも、本体にレンズキットとしてついてきたズームレンズ(16〜50mm、F3.5〜5.6)が手元にありますので、これを参考に使いやすい焦点距離を選ぶことにしました。
過去に撮った写真を調べると、私の場合、ズームレンズの最も望遠側の50mmを使用することが多くあるようです。
また、イグアナなどの大きめの生体の全体を写す場合は、30mmくらいも多く使用していました。
 

・焦点距離50mmについて

私の使用するカメラのセンサーはAPS-Cというサイズ規格ですので、フィルム(フルサイズ)換算では、焦点距離75mmということになります。この75mm(フルサイズ換算)という焦点距離は、一応標準レンズに分類されますが中望遠レンズ寄りです。常用できる焦点距離とは思えません。
また、望遠レンズでは、画角が狭いため手ぶれの心配が出てきます。私のカメラは、高感度特性が割りと良いので、ISOを上げることで、シャッタースピードを上げることができます。写真の場合は、問題なさそうですが、動画の場合にはそうはいきません。50mmくらいの焦点距離になると手ぶれ補正があるレンズが必須のように思われます。
(本体側に手ぶれ補正機能があるカメラなら、レンズ側の手ぶれ補正は不要と思います。NEX-3Nには本体側に手ぶれ補正機能がありません。)
 

レンズ選び【候補】

1.動画も写真も撮りたい(手ぶれ補正機能あり)

①ソニー製E 50mm F1.8 OSS SEL50F18 2.7万円

②ソニー製E 35mm F1.8 OSS SEL35F18 3.9万円

2.写真メインで、安く済ませたい(手ぶれ補正機能なし)
③シグマ製60mm F2.8 DN  [ソニー用] 1.5万円
④シグマ製30mm F2.8 DN  [ソニー用] 1.5万円
 
○○mm:焦点距離
F○○:開放値
 
望遠寄りなら手ぶれ補正が欲しいので①
広角寄りなら手ぶれ補正は我慢して安価に④(しかし②より開放値が約1.5段大きい(ボケない)です。)
どれか1本。
悩みます。
 
 

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