eRemoteで爬虫類の温度管理!スマホでエアコンを遠隔操作!

外出中でも、留守番しているペットが気になりませんか?

部屋の温度、暑すぎor寒すぎてないかな…
今日は思っていたより気温が上がったor下がった…
器具の電源、掃除したときに切ったままだった! etc

higashi and iguana

すでに爬虫類を飼っている皆さんであれば、飼育下の温度管理の重要性を十分理解されていると思いますので、その点についての説明は省略します。
 
温度管理に関しては、エアコンを使用している方がほとんどだと思います。(普段はNOエアコンという方も酷暑・厳寒の時期にはエアコンをつけませんか?)エアコンはペット飼育においても必需品と言えるでしょう。
 
ペットがいる部屋のエアコンを遠隔操作対応(外出先からスマホやタブレットでコントロールして、もっと便利にしてみましょう。わが家では”eRemote”を使っています。これで外出時も安心です。
そして、意外と考えられていない停電対策についても考えていきます。
 

「夏と冬」どちらの温度管理が難しいでしょうか?

地域によっても異なると思いますが、西日本に住んでいる私にとって、圧倒的に「夏」の方が温度管理の難易度が高いと感じています。
なぜならば、爬虫類用の局所加熱器具(保温球、バスキングライト、メタハラ、セラミックヒーター、パネルヒーター、暖突等)は無数にあるのに、冷却器具は一切無いのです。
このため、「夏」の温度管理、つまり冷却はエアコンに頼る他ありません。
現在は、エアコンで部屋の温度を一括管理し、各ゲージの温度を生体に合わせて加熱器具で微調整しています。

 

エアコン、意外な盲点

エアコンは、一度、停電して止まると復電しても、止まったままの状態となります。
復電時、様々な家電が一気に起動し、瞬間的に大きな電力が必要とします。特にエアコンは消費電力が大きいため、起動時の電力消費も大きく、停止させたままにすることで、ブレーカーが落ちることを防ぐことができるようです。
また、震災等で配線が痛んだ場合、復電時の漏電や火災の発生を防ぐ意味もあるようです。

スポンサーリンク



もし、停電があったら…?

エアコンは停止したままで、加熱器具だけが復旧し、ケージ内の温度はどんどん上昇するでしょう。
サーモスタットで、制御している器具だけは停止するはずですが、サーモスタットに接続することが適さない器具(メタハラ等)もありますしね。しかも、夏は、夕立が多く、残暑が残る8月中旬以降、台風も発生します。これらに伴う落雷で停電することが多い季節といえるでしょう。
夏が訪れるたび、気温の上昇とともに、帰省や旅行日が近づくにつれて、停電への不安は大きく膨れ上がります。毎晩毎晩、対策方法を考え、夜中までググって、寝不足となります。そして楽しいはずの旅行でも、ふとした瞬間、停電の問題が頭をよぎり、パニック寸前になるでしょう。

停電により、エアコンが止まると復電後も止まったまま。
しかし、加熱器具だけは、復旧しケージ内の温度は、どんどん上昇する。夏の温度管理をエアコンに頼っている場合、最悪、爬虫類が死亡する可能性がある。という最悪のシナリオ。

そこで、スマートホーム化で温度制御!

スマートホーム化の概念とは「家電や設備機器を情報化配線等で接続し、最適制御を行う」ということのようです。目的は、「エアコンのON、OFFを自動制御する」ことですが、これも立派なスマートホーム化なのです。

LinkJapanというメーカーのeRemoteという製品では、エアコンやその他の赤外線で操作できる家電(例えばテレビ、照明、オーディオ等)をWiFiという情報化配線で接続し、eSensorで環境(温度、湿度、照度、音、空気質)を測定し、最適制御することが出来ますので、スマートホーム化が実現してしまいます。
もちろん工事費用や月額料金などもかからず(ただしインターネット回線、WiFi環境が必要です)、使い方もシンプルで手軽に利用できます。

eRemote公式サイトはこちら

esensor home
スマホアプリのeRemoteホーム画面はこんな感じ。eSensorとエアコンがeRemoteと連動しています。赤外線通信機能があるテレビや照明等もスマホからコントロールできます。
esensor Confirmation
eSensorのスマホ上の画面。外出先からの確認だけなら、eSensorだけで可能です。ただし、eRemoteがなければエアコンの遠隔操作はできません。

eRemoteの使い方

1. eRemoteの最も簡単な使い方は、スマホから家の温度を確認して、遠隔操作でエアコンのON、OFFや温度設定を変えることです。

(この方法は、手動制御ですのでスマートホーム化とはいえませんね。^^;)

esensor Confirmation
スマホ上のeSensorアプリ画面。外出先からの確認だけなら、eSensorだけで可能です。ただし、eRemoteがなければエアコンの遠隔操作はできません。
esensor Remote controller
スマホのeRemoteアプリのエアコン操作画面。リモコン風でわかりやすい。
2. eRemoteは、単にエアコン等を遠隔操作するだけではなくeSensorと合わせて使用することで、条件(温度、湿度、照度、音、空気質)トリガーやタイマーと指示を組み合わせて機器の制御も可能です。

例えば、エアコンの停止を回避する例として以下の方法が考えられます。

例①:30℃以上になったとき、eRemoteが自動的にエアコンのスイッチONの命令を出す

●℃ 以上 / 以下でエアコンを ON / OFF の設定が可能

例②:留守中の昼間、タイマー機能で3時間に1度、エアコンのスイッチONの命令をeRemoteが出す

esensor Configuration
エアコンの設定を行います 色々な指示を組み合わせて機器の制御が可能

 

esensor timer
こんな感じでエアコンを起動(起動時の指示内容は左の画面の通り)するタイマーをセット
停電でエアコンの電源が落ちても次のタイマーで復活する

公式ホームページを見てみると例①が可能のはずですが、ネットを探すとうまく出来ないということ書いている人がいました。ちなみに私の環境でも出来ませんでした。(これが出来なきゃスマートホーム化とは言えない気がしますが。。。)例②は可能でしたので、停電でエアコンが止まっても、どんなに遅くても3時間後には、エアコンが起動します。

・私がeRemote minを導入した当時、RJ-3は、本体の発熱により、温度センサーの指示値が、室温と大きく異なるという欠陥仕様でした。今は改善されているかもしれません。よく調べてから購入してください。

・eRemote RJ-3の後発品がeRemote miniです。mini には温度センサーがありません。概観の違い以外の差は温度センサーの有無だけのようです。

 

結局どのように運用すればよいでしょうか?

私の場合、eRemote miniとeSensorを購入し、温度をスマホをチェックし、温度が適切でなければ、ONのスイッチを押したり、エアコンの温度を下げたりして運用しています。
なぜなら、私自身eRemote の挙動をあまり信用していないからです。上で書きましたが、例①のような自動復帰ができなかったり、突然スマホからのコントロールを受け付けなくなり、再度初期設定をするまで通信ができないことがありました。アプリトやネットワーク(サーバー側)が不安定なのかもしれません。
そして、eRemote運用方法で、一番問題だと思っている点があります。外出先で、スマホからの命令でエアコンが本当にONになったかどうかがわからない点です。どういうことかというと、上の例①も②、サーバーに記録された命令がeRemoteへ送られます。手動の場合も必ずサーバーを通して命令がeRemoteへ届きます。当たり前ですが、サーバー、インターネット回線、WiFiのひとつでも不調となれば、遠隔操作ができません。そして、その不調の状態が、スマホからでは確認できない場合があります。(実際はネットワークが繋がっていないのに、エラーが出ない(本来は表示される)ときがある。)

このため、eRemoteだけを当てにすることが不安な方は、オンライン型ペットカメラ等でエアコンの運転ランプ、温度計を確認することをおすすめします。

 

スポンサーリンク