水替え不要のでかいプールを設置する①

ヒガシにとって水は生活の一部

我が家のヒガシウォータドラゴンは、朝起きて必ず水浴びをします。
そしてそのまま糞をして、水から上がり、バスキングスポットで体を温めます。
小さい頃は、1日に数回糞をしていましたが、今では朝に1度だけです。
水分の補給も水中に潜ったときに行っているようです。
脱皮中には、何度も水に浸かったり出たりを繰り返します。

こんな感じで、ヒガシウォータドラゴンにとって水場は、生活において非常に大切な場所となっています。(全て「プール」を設置してから気付いたことです。)

以前は、100円で買った食器用水切りかごの水受けやタライ、下の写真ようなプラボックスを使用していましたが、水の量に対して糞が多すぎることで、1度糞をされただけで体中に糞のカスが付着して、ウンコウォータドラゴンになってしまいました。くさ。


急な外泊で3日間水を交換できなかったとき、水は、糞の臭いに加えて魚が腐ったような生臭い異臭を放っていました。もちろん生体自身も。

水替え不要のでかいプールを作ろう!

そこで、アクアリウムで使用されているろ過システムを備えた大型の水場(プール)を作りました。

アクアリウム用フィルターのろ過性能は、大雑把に下のような順となります。また、フィルターの価格もろ過性能に比例すると考えて下さい。
オーバーフロー式>外部式>上部式>外掛け式>投げ込み式

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フィルターに期待する効果は大きく分けて2つあります。

①アンモニアや亜硝酸など生体に毒となる成分を分解する化学的ろ過
②糞や食べ残しなどの固形物の物理的ろ過

一般的な熱帯魚飼育では、①の重要度が高いと考えられます。しかし、ヒガシウォータードラゴンの場合は、①は最低限行うとして、いかに②の糞を取り除くかというところにあると考えています。そこで参考にすべきは、亀やアロワナなどの大型肉食魚を飼育する先人たちのろ過方法です。

下の図は、私が考えるフィルターの種類と価格をグラフ化したものです。(必要性能は、物理的ろ過を念頭に置いたものです。)色々と調べた結果、熱帯魚飼育で使用されるオーバーフロー式を除く一般的なフィルターでは、性能不十分と判断しました。


図 フィルター性能と価格

そこで、プールの設置に際して外部式とオーバーフロー式の中間のようなフィルターを自作しました。自作方法について、失敗談を踏まえて次ページで説明します。

プール設置について

朝方、ヒガシウォータドラゴンは「プール」の中に沈んだまま目を閉じて、じっとしたまま動かないことがあります。以前、その行動に気付いてから、時間を計るとなんと30分後にやっと息継ぎをしに水面に上がってきました。私が気付く前から潜水していたので、実際には、どれくらいの間潜っていたのは定かではありません。正直、死んでしまったのかと心配になりましたが、「プール」を設置したことでヒガシウォータドラゴンが持つ本来の能力を少しでも見られたようでうれしかったです。

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