バックグラウンド作り!
ヒガシウォータードラゴンのケージを改良中です。
炭化コルクシートを使ってバックグラウンドを作製しました。
炭化コルクシートとは
炭化コルクシートは、本来、住宅等の屋根や壁に使用される建築用の断熱材です。通常のコルクボード(上の写真右壁)との違いは、次の通り。
・接着剤等を使用していない。(製品によって違いがあるかも、要確認)
・コルクを300~400℃で焼成して炭化しており、ダニ等の害虫が発生しにくい。
・多孔体であるため、調湿効果がある。
最近では、炭化コルクは、建材としてだけでなく園芸やアクアテラリウムなどでも使用されています。 ⇒炭化コルクシート 小 30×30×3cm
それでは始めます
単に後ろに貼っただけだけだろうとお思いでしょうが、手順を紹介していきます。
1.準備するものは、炭化コルクシート(300×300×t30mm, 4枚)とシリコーンシーラント。
2.炭化コルクシートにシリコーンシーラントを適当に塗り、予め取り外しておいたケージ背面のガラス戸に貼り付けます。(縦に2枚貼りました)貼り付ける位置が悪いと扉を閉められなくなります。あらかじめしっかり位置決めして下さい。
シリコーンシーラントがある程度硬化するまで1日程度そっとしておきます。空気中の水分と反応して硬化しますので、室温が低い場合は、反応速度も遅く、空気中の水分量も少ないため硬化に時間がかかるかもしません。
3.炭化コルクシートを接着した戸を元の位置に戻します。
しかし、シートの厚みが30mmもあるため、棚網と干渉して閉まりません。このため網の一部を切り落とします。金属が露出した断面からは、錆が発生しますので、エポシキ系接着剤でコーティングしました。
エポシキ系接着剤は、乾燥ではなく、触媒や熱による反応で硬化するためほとんど減肉がありません。コーティングの他、充填に向いています。(減肉もなく、表面から硬化するわけではないので)